jyaian-ism’s diary

真面目にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!

草野プレゼンツ「さよならをテーマに歌詞を書こうー!」

「さよなら」

2番線の上り電車は
すでに見えなくなっていた
買ってもらった缶コーヒー
冷めないように握っていた
出会った頃の温もりを
ずっとそのままだなんて我儘なのかな

点滅している信号で
私は無理して渡らない
走れば間に合うと知ってても
その必死さがみっともなくて
次の青で渡ればいい
そうして私は待っていた

でも次の青がまたくるなんて
そんな保証はどこにもなかった

最後に残した優しさに
なにか意味があったのだろうか
手元にあった温もりは
きれいさっぱり忘れられない
最後の信号を無視してでも
私は走るべきだった
長く続くはずの道のりを
終わらしてしまったのは私だった

ふと気が付くと
缶コーヒーはもう冷たい



以上です!
ご清聴ありがとうございました!
バットエンドで申し訳ない!
誰か2番でハッピーエンドにしてください!